彼岸花 2006/9/25

畦道の彼岸花は、モグラのトンネル工事で畦に穴が開きそこから水が抜けてしまうことを防ぐために、球根に毒がありモグラが嫌がるということで人為的に植えつけたものです。また、飢饉の際には、この球根も毒抜きを施すことで立派な澱粉となり飢えを凌ぐ食料にもされました。葉がない状態から忽然と花を咲かせるために幽霊花と呼ばれたり、毒々しい赤色のために嫌がる人も多いのですが、これだけ整然と一斉に咲くと蝶でなくても引き寄せられます。井出浦で撮ったものと、右下の一葉はみやこ町の蔵持地区で撮ったものです。